
2022年に弊社ではロゴのリブランディングを行いました。
今回はその際の裏側などをお話します。
導入
会社の成長期に合わせて「物件王」のコアバリューの企画が進められており、このタイミングで「ロゴを刷新しよう」とクリエイティブチームより提案しました。
マーケティングチームとともに進行し、社員全員へのアンケート・リサーチを実施し、会社のコアバリュー及びイメージを抽出しました。
- ・温度感のあるサービスであること
- ・サポートのスピードが早いこと
- ・サービスが安定的であること
この3つを軸に、ロゴ制作プロジェクトがスタートしました。
課題とコンセプト設計
目指したのは「王の威厳」ではなく、頼りがいのある存在感。
設計のポイント
・住宅関係であることを伝えるモチーフ
・王様ではなく「王冠」でシンボルを刷新
・安心感のある配色
検討の中で、家を3つ並べ「売り手良し・買い手良し・世間良し」の三方よしを表現するアイデアに辿り着きました。
さらに矢印を重ね、成長や経済発展を表現。王冠・家・矢印の多義的な造形に落とし込みました。
デザインプロセスの裏側
当初は流行のフラットデザインで進めましたが、社内からは納得を得られませんでした。
理由は「物件王は流行りではなく、長く続くサービス」であるから。
一時的なトレンドより、ブランドの芯を定着させることが重要と判断し、方向転換しました。
その結果、普遍性と安心感を備えたシンボルを目指すことになりました。
完成ロゴとその意図
制作過程で得たひらめきは「物件王は影の立役者である」という視点でした。

シンボルには3つの家を配置。
・左2つの光=エンドユーザーと加盟店様
・右の影=両者を支える物件王自身
光を浴びる存在を支える「陰」を強調し、ロゴに陰影を取り入れました。

ロゴタイプは太く安定感を持たせつつ、丸みで親しみをプラス。さらに「+」を3つ隠し込み、三方よしと住宅業界の向上を落とし込みました。

旧ロゴが「王」の表層的なイメージだったのに対し、新ロゴは物件王らしさを凝縮したシンボルとなりました。
成果と学び
この経験から、「ブランドを見直すこと自体がサービスになる」と気づきました。
そこで、このプロセスを体系化し、物件王ブランディングオプションとして商品化。
工程で重視すること
- ・どんな会社であるか
- ・目指すブランドはなにか
- ・どう見られるべきか
商品化2年目で20件を超える導入実績、派生のクリエイティブツールオプションを含め30件超を達成しています。
まとめ
ロゴリブランディングは、思いを形にする作業でした。
社員の声を反映し、会社の未来像を込めたシンボルが誕生したことは、物件王にとって大きな財産です。
- ・人の思いを汲み取り形にすること
- ・ロゴ(デザイン)を説明すること=会社・サービスを説明すること
これこそが、物件王クリエイティブチームの真髄です。
今後もブランディングを通じて、加盟店・エンドユーザーの思いを形にし、住宅業界全体を豊かにしていくためにデザインで貢献していきたいと思っております。
もしこの記事を読んで、物件王について「もっと知りたい」と感じていただけたら、ぜひ一度私たちの採用サイトを覗いてみてください!
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