子育て中でもキャリアを諦めない!フルリモートWEBディレクターの“家族優先”な働き方

森 仁美 森 仁美
公開日:2025/10/21
「仕事のやりがいと子どもの成長。どちらかを犠牲にしなければいけない」—そう諦めていませんか?

毎日仕事と家族の間で時間もエネルギーも削られ、「ごめんね」という気持ちを抱えていませんか?

株式会社物件王でWEBディレクターをしている森です。
小学生と中学生、二人の子どもの母である私も、かつては仕事と家庭の両立にモヤモヤを抱えていました。

物件王ではコロナ禍を機にリモートワークを導入。その働き方に出会ってから、私の「仕事」と「家族」への向き合い方は大きく変わりました。

仕事の充実とプライベートのゆとりを両立できるようになり、長年抱えていたモヤモヤは、気づけばすっかり消えていたのです。

本記事では、私が日々実感している物件王でのリモートワークのメリットとデメリット、そして「諦めなくていい働き方」の秘訣を正直にお伝えします。



 

物件王のWEBディレクターの仕事とは?


まず、物件王でのWEBディレクターの仕事についてご紹介します。

主な業務は「社内ディレクション」

物件王のWEBディレクターは、社内体制の関係で直接クライアントに関わることは多くなく、主に社内での案件ディレクションを行っています。具体的には、以下の業務が中心的な担当業務です。

  • 既存サイトのメンテナンス業務

  • これからオープンする新規サイトのディレクション

  • 不動産サイト以外の案件のディレクション

  • 不動産サイトのベースとなっているプロトタイプの開発


私のWEBディレクターとしての担当業務は、不動産サイト以外のWEB案件ディレクションや、プロトタイプの開発ディレクションです。その他に在籍チームのリーダーとしての業務も行っています。

WEBディレクターはドキュメント作成やタスク管理など、一人で完結できるタスクが多いため、リモートワークに向いている職業だと感じています。

 

スケジュール調整のしやすさ
WEBディレクターは、自分自身で案件全体をディレクションし、スケジュールを管理します。そのため、急な家庭の事情や子どもの学校行事などでも、チームの他のメンバーに負担をかけることなく、柔軟に休みを取得しやすい体制が整っています。

実際に物件王のWEBディレクターは全員が子育て中のメンバー。この相互協力の意識と高い柔軟性こそが、リモートワークと子育てを両立する大きな支えとなっています。

この柔軟な働き方のありがたさを知っているからこそ、案件に関わる他のメンバーに対しても、休みを取りやすいスケジュール管理ができるよう、ディレクター全員が意識的に配慮して業務を行っています。

 

フルリモートで感じた「ゆとり」とメリット


リモートワークの最大の魅力は、自分の時間を有効に使えることです。

1. 「往復2時間」が消滅!家族時間・自己投資に変わる通勤ゼロのゆとり
毎日オフィスに出社していた場合、自宅から会社までの往復で1〜2時間という大切な時間を費やしていた可能性があります。物件王のフルリモート環境では、この職場への移動時間をゼロにすることができます。
この時間を私は「朝のうちに家事や夕食の仕込みを済ませる」時間や「じっくりとコーヒーを淹れて心静かに過ごす」時間に充てています。生活のタスクを効率的に済ませることで、退勤後に心からリラックスできるのは大きなメリットです。通勤移動によるストレスもなく、毎日フレッシュな状態で仕事に取り組めるのも特長です。

2. 「おかえり」が言える安心感:子育てとキャリアを両立する秘訣
小学生と中学生の子どもがいる私にとって、子どもたちが帰宅した時に「おかえり」と迎えてあげられるのは、何物にも代えがたい喜びです。また急な体調不良や学校からの連絡にも、職場からの移動時間ゼロでスムーズに対応できます。これは、子育てとキャリアを両立したいと考える上で、非常に重要な安心材料となっています。
出社していたコロナ禍前は子ども達は学童に通わせていました。今は私が家にいるので、学校から帰宅したら友達と遊んだり、子ども達も放課後の時間を満喫できているようです。

3. 自分だけの「集中空間」をデザインできる
オフィス特有の電話や周囲の話し声は、集中力を削ぐ要因になりがちです。リモートワークなら、仕事に集中しやすい環境を自宅で自由に作れるのが大きな強みです。お気に入りのデスクや静かな環境など、自分にとって最もパフォーマンスが上がる空間をデザインできるため、仕事の質を高めやすくなります
デスクや椅子にこだわっているメンバーもいれば、好きな音楽をかけたりと、各々が好きな環境で仕事をしていると聞いています。私自身も推しのグッズを飾り、お気に入りの空間にして毎日仕事をしています。

 

リモートワークの課題と、その乗り越え方


もちろん、リモートワークにも「ここは工夫が必要だ」と感じる点はいくつかあります。

1. たまに感じる「ちょっとした寂しさ」
ずっと自宅で仕事をしていると、直接誰とも顔を合わせない日が続くため、たまに「人とのたわいない会話がない寂しさ」を感じることがあります。オフィスでの休憩中の雑談は、実はとても大切なことだったんだなと、リモートワークが始まってから痛感しました。

2. 確認に「タイムラグ」がある
オフィスにいれば隣の席の人にすぐに確認できることも、リモートではチャットなどで問い合わせるため、返信を待つ時間が発生します。特に、文字だけではニュアンスが伝わりにくく、相手の意図を誤解してしまうこともあり、精神的に負担を感じる場面もあります。

3. オンとオフの境界線が曖昧になりがち
仕事場と生活の場が同じだと、つい仕事モードが抜けきれなかったり逆に自宅での誘惑で集中力が途切れてしまったりと、オンとオフの切り替えが難しくなることがあります。意識的な自己管理が、オフィス勤務以上に大切になります。
同じオフィスで顔を合わせて業務するということはお互いを自然に意識し合うという点でも、とても有効なことだと気付かされました。

 

チーム全体で取り組む“快適なリモートワーク”の工夫


物件王では、これらのデメリットを解消し、メンバーが気持ちよく働けるような工夫をチーム全体で行っています。

1. 「会える安心感」を大切にするつながり
「完全に一人きり」という働き方にはなりません。

  • 特に名古屋近辺のメンバーは、オフィスへの自由な出社も可能です。

  • 遠方のメンバーとも、年に1回程度は皆で顔を合わせる機会を設けるよう計画を進めています。実際に会う機会が、仕事のモチベーションやチームとの信頼関係に繋がっています。
    社内には定期的に顔を合わせるために集まっているチームもあります。フルリモートだけど出社したければ出社ができる、という自由さが物件王にはあります。


2. スピードが求められる業務は迅速に!
急ぎの案件や、複雑で文字にしづらい相談がある場合は、すぐに電話やオンライン通話(ZoomやGoogle Meet、Discordなど)に切り替えます。これにより、意思決定の遅れを防ぎ、オフィスにいるのと変わらないスピーディーな連携を取ることができています。
また、オンライン通話だからこそ、テキストでは間違って伝わりそうな内容も正確に伝えることができます。急ぎの内容じゃなくても口頭の方が正確に伝わるかも、という時にも積極的に活用するようにしています。

3. 時間を区切る「意識的な仕組み」づくり
オンオフの切り替えについては、メンバーそれぞれが時間管理を徹底しています。
私の場合は、例えばMTGは基本的にお昼休みまでに終えるようセッティングしたりして、午後の作業時間や休憩時間を明確に意識できるように工夫しています。また、作業に熱中しすぎて終了時刻を過ぎてしまわないよう、退勤時間にはアラームをセット。さらに、集中力が途切れる前に10〜15分程度の休憩時間を意図的に設け、リフレッシュを兼ねたメリハリをつけています。

 

「諦めなくていい働き方」を支える3つの秘訣


秘訣1.時間と場所を自分でデザインし、成果を出す
通勤時間ゼロのゆとりと、自分が働きやすい集中空間をデザインする自由が、家族との時間確保、業務効率、ひいては成果へと繋がります。

秘訣2.家族優先を前提とした相互協力の文化
メンバー全員が子育ての事情を理解し、「お互いさま」の精神で成り立つチーム文化が最大の安心材料です。

秘訣3.オンとオフを区切る「意識的な仕組み」
リモートワークのデメリット(オンオフの曖昧さ)を解消するため、個人とチームが設定した具体的な時間管理ルールが、集中力を維持する鍵です。

最後に


物件王のリモートワークは、「場所にとらわれない自由」「チームとの確かな連携」を両立させる働き方です。

私自身、子育て世代として、家族との時間を守りながら、WEBディレクターとしてやりがいを持って働けるこの環境に感謝しています。

大切なのは、どこで働くかではなく、どう工夫して生産性を高めるかという点です。

物件王は、メンバー一人ひとりが最大限のパフォーマンスを発揮できるよう柔軟な働き方を今後も追求し続けていきます。

本記事が、リモートワークという働き方の可能性を考えるきっかけとなり、同じように悩む方の背中を少しでもそっと押せたら嬉しいです。