はじめに
前回は、壁にぶつかった経験や、そこから学んだことについてお話ししました。
今回は少し角度を変えて、「もし1年前の自分にアドバイスできるなら」というテーマで書いてみたいと思います。
というのも、先日、1つ下の後輩たちの内定式がありました。
僕はその中で、内定者ワークの進行を担当しました。
初めて会う後輩たちの表情や緊張感を見て、1年前、自分が同じように内定式に臨んでいた日のことを思い出しました。
あれから1年。
こうして現場で日々働く中で感じること、そして当時の自分に伝えたいことがたくさんあります。
「当時の自分に今の自分がアドバイスできるとしたら」
そんな気づきがあったので、今日は少し本音でお話ししたいと思います。
とにかく「人」を見ろ
就職活動をしていた頃の僕は、「どんな業界が伸びるか」「待遇はどうか」「働く環境」など、「会社の条件」ばかりを気にしていました。
もちろん、それも大事なポイントです。将来を考えたときに、安心して働ける環境を選びたいという気持ちは、誰にでもあると思います。
でも、社会人になって強く感じたのは、「誰と働くか」こそが仕事の満足度を大きく左右するということです。
入社してからの毎日は、まさに“人との関わり”の連続です。
一緒に働く上司や先輩、そしてお客様や加盟店様。
その関係性が良ければ、たとえ忙しくても前向きに頑張れます。逆に、どんなに条件が良くても、人間関係がうまくいかなければ辛いと思います。
だから、1年前の自分に言いたいのは、「業界よりも人を見ろ」ということです。
仕事は結局、人と一緒に作っていくもの。
自分が尊敬できる人、安心して相談できる人、そして「この人たちとなら頑張りたい」と思える人がいるかどうかが、入社後の充実度を決める。
今身をもって実感しています。

完璧じゃなくていい
就活中の僕は、「自分を完璧に見せないと」と意気込みすぎて、毎回ガチガチに緊張していました。
面接のたびに頭の中で答えを整理して、正解を話そうとしていた気がします。
でも社会人になって気づいたのは、「完璧に話すこと」よりも「素直でいること」や「誠実であること」のほうが、ずっと大切だということ。
仕事をしていると、わからないことや失敗なんて毎日のようにあります。
そんなときに、「すみません、教えてください」や「すみませんでした」と正直に伝えられる人ほど、信頼され、早く成長していくのを感じます。
実際に社内の先輩方を見ていても、エリートというよりも、正直で素直で、少しユニークな人が多い気がします。
そういう人たちが、チームに明るさをもたらし、会社を前に進めています。
完璧を目指すよりも、まずは人の話をしっかり聞いて、自分の言葉で伝えること。
その積み重ねが、結果的に一番の成長につながると思いますし、採用に繋がります。
「内定=ゴール」ではない
そして、もう一つ強く伝えたいのは、「内定がゴールではない」ということ。
就活をしているときは、内定をもらうことが最終目標のように感じていました。
でも実際に働き始めてみると、そこはスタートラインにすぎませんでした。
入社してからは、わからないことだらけで、毎日が挑戦の連続。
でも、その分だけ確実に成長を感じられる瞬間があります。
学生のうちに、「働くとはどういうことか」を自分なりに考えておくことは本当に大事です。
仕事は、与えられるものではなく、自分でつくっていくもの。
その意識を持てるかどうかで、入社後のギャップは大きく変わると思います。
おわりに
この1年間で感じたのは、環境や人との出会いはすべて自分の成長の糧になるということ。
壁にぶつかることもあれば、うまくいかない日もあります。
でも、その一つひとつの経験が、確実に自分を強くしてくれていると実感します。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
次回もぜひお楽しみに!
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